鴨居 一郎丸でタチウオ・大アジのリレー船!

釣行データ

釣行日 2014年8月19日(火)
船宿 鴨居大室 一郎丸
釣りもの タチウオ・アジ(リレー船)
潮回り 小潮(干潮5:41、満潮13:02)
天候 晴れ / 風波穏やか
釣果 タチウオ11匹(70~90cm)アジ9匹(23~38cm)

アジ保険付きのタチウオ

今回のターゲットはタチウオとアジ。

昨年、友人Kがタチウオを釣りたいというので調べたところ、群れが薄く貸し竿で釣るのは難しいということで断念していました。

そんな折、今年のタチウオは近年稀に見るほどの絶好調と言う情報が入り、挑戦してみることにしました。

しかし、いくら絶好調と言えど、タチウオは「幽霊魚」のあだ名がつくほど神出鬼没な魚です。

前日は入れ食いでも次の日はボウズ、なんてこともザラです。

そこで、保険としてタチウオ・アジのリレー船に乗船することにしました。

使用タックル

アジ・タチウオ共通

竿 船宿のレンタル品
リール 船宿のレンタル品(電動)
道糸 船宿のレンタル品(PE4号)
天秤 片天秤

タチウオ用

オモリ 100号
仕掛け 船宿オリジナル仕掛け(全長2m・1本針)
エサ サバの切り身

アジ用

オモリ 船宿のレンタル品(ビシ130号)
クッションゴム 1.5mm 20cm(太さ / 長さ)
仕掛け 船宿オリジナル仕掛け(ハリス2号・全長2m・2~3本針)
エサ コマセ:イワシミンチ / 付けエサ:赤タン

港ごとの定休日の違い

船宿は、基本的に港ごとに定休日が異なります。

今回の釣行日は火曜日で、新安浦のこうゆう丸さんなどの有名な船宿は定休日でした。

ですので、リレー船をやっている船宿探しは少し難航しました。

しばらく調べていると、浦賀の鴨居大室港という少しマイナーな港なら火曜日に営業していることが分かりました。

鴨居大室港には何軒かの船宿がありますが、ホームページを見た感じ初心者にも優しそうだと感じた鴨居大室の一郎丸さんに決めました。

友人K、Kのお父さんと私で出撃です。

船宿に到着すると、タチウオ・アジのリレー船は、平日だというのにけっこう混雑しています。

しばらく人数を確認していた船長さんたちですが、結局船を2隻出してくれることになりました。

電動リールなどの道具の扱いに慣れない私たちには、とてもありがたかったです。

実釣記録

前半は海堡沖でタチウオ狙い

鴨居大室港からタチウオのポイントの久里浜沖~海堡沖まではとても近い距離です。

今回は港を出て北上していくので、海堡周辺でタチウオを狙うようです。

あっという間にポイントに到着して、船長の「はい、どうぞ」の声と同時にスタート。

船長によると、底から15メートルぐらいの範囲で幅広く反応が出ているようです。

サバの切り身を縫い刺しにして針につけ、さっそく投入。

着底させ、シャクリを開始すると同時に、エサを齧る前アタリがでます。

ここでアワせてもエサだけかじって逃げられるので、我慢してしばらく誘い続けます。

すると、竿をグイっと抑え込む本アタリが出たので、すかさずアワセを入れて電動で巻き上げます。

水面に姿を現したのは80cmぐらいのタチウオ。夏のアベレージサイズです。

タチウオはバレることが少ないので、ひょいっと抜きあげて取り込みます。

入れ食いというほどではありませんが、その後も70~90cmぐらいのタチウオがポツポツと釣れてきます。

最初のうちは、エサを取られることが多かったのですが、少しずつコツをつかめてきました。

左舷ミヨシ側のベテランさんは、2本針と感度の良い竿を用いて毎投1~2匹のペースでタチウオを釣りあげます。

私達も誘い方を真似しますが、エサを齧られて逃げられるパターンが多く、ポツリポツリとしか釣れません。

貸し竿がビシアジ用で硬かったことや、針の数などが原因でした

それでも、タチウオの活性が高いのでお土産分ぐらいは釣れました。

友人Kの奇跡

そして……タチウオ終了の時間が迫ったころ、友人Kに奇跡が起こりました。

見ると、Kの竿が絞り込まれ、すさまじい勢いでグイグイと引き込まれています!!

「大物だ――――!! リール巻けない!! タモタモォオオオ!!!」

と叫ぶ友人K。

「去年もこんなことあったな、また外道か? いやタチウオの外道なんてほとんどいないしこれは……」

などと考えていると、上がってきたのはドラゴン級タチウオ(110cmオーバー)。

一郎丸で釣れたドラゴン級タチウオ

ドラゴン級タチウオ

船中で他に1匹も釣れていないドラゴン級を釣るとは、友人K恐るべし……!!

夏場は小型のタチウオが多いので、これだけのサイズが釣れるのはかなり珍しいです。

このタチウオは長いだけでなくよく太っていて体高もあり、指五本サイズの大物でした。

ミヨシ側のお客さんは、順調にタチウオを釣りあげていますが、突然タモ網を用意し始めました。

なんとタチウオ用の仕掛けに40cm近い大アジがヒットしたようです!

金色に輝く、見るからに美味しそうな大アジです。

丸々と太っていて、釣りあげられてからゴロンゴロンと音を立てて暴れています。

これを見て、後半の大アジ狙いに期待が高まります。

後半は鴨居沖で大アジ狙い

竿・リールセットはそのままで、オモリをビシに付け替え、仕掛けはアジ用に変更。

先ほどの大アジを見て期待したのですが、コマセを撒き始めてしばらくしてもアタリがありません。

我慢してコマセを撒き続けていると、ポツリポツリではありますが大アジが釣れ始めました。

釣れるアジのサイズは23cm~35cmなので非常に釣りごたえがあります。

貴重な大アジなので、私達は一匹づつタモで取り込んでいたのですが、大アジを16匹釣りあげた竿頭の常連さんはバシバシと抜きあげて取り込んでいました。

アジは口切れし易いですが、常連さんは上手く硬い上あごに針を掛けるので、抜きあげてもバラさないようです。

(タナ・誘い・仕掛け等がバッチリ合っていると上手く上あごに掛かります)

欲張ってバラしても悔しいので、私達はタモを使いながら地道に釣り続けました。

今回の釣果

一郎丸で釣れたタチウオ

タチウオ(下処理済み)

一郎丸で釣れた大アジ

大アジ

今回の釣果は、私がタチウオ11匹(70~90cm)とアジ9匹(23~38cm)、友人Kはタチウオ10匹(70~110cm)とアジ6匹(23~38cm)、Kのお父さんはタチウオ8匹(70~90cm)とアジ8匹(23~38cm)とメバル少々でした。

タチウオは焼くとしたたるほど脂がたっぷり!!

刺身でも火を通しても激ウマでした。

また、中アジ・大アジも脂たっぷりでした。

通常、大アジは旨みが少なく小アジの方が美味しいとされるのですが、観音崎沖の大アジはかなり食味が良かったです。

刺身、塩焼き、フライと、何にしても最高の味でした。

今日のポイント

タチウオ

竿
  • 竿先が柔らかめの方がフワフワと誘いやすく食い込みも良かった
仕掛け
  • タチウオの活性が高く小型がメインなので餌を齧られても残る2本針が有利
エサ
  • エサを丁寧に縫い刺しにすると取られにくく良い釣果につながった
釣り方
  • よく当たるタナを探しアタリの多いタナがあれば重点的に誘う
  • アタリの出方は様々なので「喰いこませてからアワセ」「そのまま誘い続ける」など色々なパターンを試すと良い

アジ

仕掛け
  • 潮が速めなので仕掛けは多少長めが有利かもしれない
エサ
  • 赤タンで十分に釣れた
釣り方
  • コマセに反応するまでに時間がかかるためどんどんコマセを撒く必要があった
  • 潮が速いので仕掛けやコマセが流されやすく最適なタナを探すのが難しい
  • タナ・仕掛け・誘い等が合えば上あごに掛かり抜きあげしてもバラしにくく効率アップ
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