
釣行データ
釣行日 | 2016年2月5日(金) |
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船宿 | 金沢八景 仁丸 |
釣りもの | LTアジ(ショート船) |
潮回り | 中潮(干潮8:53、満潮14:19) |
天候 | 晴れ / 風波穏やか |
釣果 | アジ65匹(16~22cm)・イシモチ8匹・カサゴ1匹 |
友達の友達を釣り人に
今回のターゲットはアジ(マアジ)。
友人Kが、釣り初挑戦の友達R君を誘いたいとのことで、ライトタックルアジに行くことにしました。
厳寒期の2月、しかも平日ということで、どこの船宿もガラガラです。
釣りが初めてのR君のことも考え、出船が8時と遅めで、港からポイントまで近い金沢八景の仁丸さんにお世話になることに決めました。
使用タックル
竿 | ダイワ「A-ブリッツ モバイル 73 M-170(→後継機)」 |
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リール | シマノ「プレイズ800」 |
道糸 | ゴーセン「DONPEPE ACS 300m 3号」 |
天秤 | 船宿のレンタル品(片天秤) |
オモリ | 船宿のレンタル品(ビシ40号) |
クッションゴム | 1.5mm 20cm(太さ / 長さ) |
仕掛け | 船宿オリジナル仕掛け(ハリス2号・全長2m・3本針、R君は2本針を使用) |
エサ | コマセ:イワシミンチ / 付けエサ:赤タン・アオイソメ |
LTアジに電動リールは必要か
ライトタックルアジは、オモリが軽く狙う水深も浅いので、電動リールは全然必要の無い釣りです。
(浅場で反応が無い場合や大型狙いのために水深50m以上の深場に行く時も稀にありますが……。)
ただ、今回は電動リールを使用することにしました。
理由は、多忙で翌日まで疲れを残したくなかったのと、以前電動リールを使っていた常連さんが束釣り(100匹超え)していたのを目撃したからです。
また、友人KとR君は貸し竿のため、手巻きと電動でどの程度釣果に差が出るのか比較しようという考えもありました。
実釣記録
小柴沖で小アジがポツリポツリ
右舷に3人並んで乗り込み、出船です(右舷は私達3人だけの貸し切り状態です!)。
八景島シーパラダイスを越え、港からすぐ(15分以内)の野島防波堤付近がポイントです。
このあたりは小柴沖(赤灯沖)と呼ばれるポイントで、釣れるのは小アジがほとんどですが、餌が豊富でアジの味が良いことで有名です。
魚群探知機を見ながら船長がポイントを定め、「底から2mでやってみてください」とのアナウンス。
潮に少し濁りが入り、ゆっくりと潮が流れていて釣れそうな雰囲気です。
友人Kが、R君に餌の付け方や仕掛けの投入を説明していると、R君に1投目から小アジがダブルでヒット!
その後もポツリポツリとアジが釣れます。
……が、どうも釣れるペースが上がりません。コマセを撒いてしばらく待つとアタリが出るといった感じです。
原因は、潮の流れが止まる時間が多いことと、人数が少ないのでコマセが効かないことです。
しかも、釣れるタナが底から2~3mと頻繁に変化するので、なかなか爆釣とはいきません。
友人Kと釣れたタナを報告しながら、少しずつ数を伸ばすことにしました。
友人Kの二刀流!?
順調にアジを釣り上げていたR君ですが、少し酔ってしまったようで、横になって休憩をとります。
友人Kは自分の竿に加え、R君の竿も一緒に使う二刀流をし始めました。
自分の竿でコマセを撒いた後に置き竿にして、次にR君の竿でコマセを撒いて置き竿にします。
すると、自分の竿にアジが掛かり、釣りあげて再投入するまでの間にR君の竿にアジが掛かり……と絶え間なくアジを釣り上げます。
今回はコマセを撒いてしばらくするとアジがかかる状況だったので、この方法はとても有効でした。
友人Kは凄まじいペースでアジを釣り続け、この時点で30匹以上と電動リールの私よりも数が伸びていきます……!
泳がせで正体不明の大物
しばらくしてR君が船酔いから復活し、またポツポツとアジを釣り上げます。
友人Kは二刀流も出来なくなり、既に小アジも大漁なので、飽きたのかアジの泳がせでヒラメ・スズキを狙います。
当然、そんなに簡単に大物が掛かるはずもなく、Kは竿を置き竿にしてR君の面倒をみるために席をはずします。
その時、友人Kの竿が海へドボン!!
なんと、船の内側まで入れておいた竿が、船べりを乗り越えて海に引きずり込まれていったのです……。
えてして、集中力が切れたころに大物は来ますね。尻手ロープは必須です。
竿とビシ代は弁償、大物は幻となってしまいました。
(船長がすぐに新しい貸し竿とビシを貸してくださったので、釣りは続けられました)
イシモチでおみやげを追加
終盤の自分は試行錯誤(後述)のおかげで釣れるペースが加速し、このままのペースで行くと100匹を超えてしまいそうな勢い。
あまり持ち帰っても調理が大変なので、休憩や昼食をとりつつしばしまったり。
しばらくして、余っていたアオイソメを大きく針に付けてイシモチや根魚を狙います。
すると、見事にイシモチがダブルでヒット!
最後の短時間で8匹ほどイシモチを釣り上げました。
海底がほとんど砂地なので、残念ながらメバルやカサゴといった根魚はほとんど釣れませんでした。
LTアジ「コマセが効かない時の工夫」
終盤は良いペースでアジを釣り上げ、一応竿頭になることができたので、この日の私の釣り方を紹介します。
(興味の無い方は釣果の部分まで読み飛ばしてくださいますようお願いいたします)
釣れるペースを上げるコツとして、コマセの撒き方を工夫しました。
地域差によるタナの違いを考慮
川崎~横浜(本牧)沖のアジ釣りは、アジが底付近にかたまっているので、底から2mのビシの位置で釣ることが多いのです。
金沢八景沖(小柴沖)では底から1~5mと幅広く魚の反応があることも多いです。
よって、釣れるタナをこまめに探してやることも釣果につながります。
仁丸さんではシマノの探検丸のスマホ版に対応しており、魚群探知機の情報を手元で確認することができるので利用してみました。
(電池の消耗が激しいので短時間だけしか使いませんでしたが)
魚群探知機の反応を見ると、底から2m付近(1~3mほど)にアジの群れが広がっていました。
基本的に、アジはコマセの煙幕が濃い部分に突進してくる魚です。
今回はコマセを撒いてしばらくすると釣れる、というパターンが続いたので、釣るタナより1~1.5mほど下でコマセをドカっと撒き、釣るタナで少し撒くようにし、コマセと仕掛けが同調する(なじむ)までの時間が短くなるように工夫すると、魚がヒットするまでの間隔が短くなりました。
しかし、これもあくまでパターンの一例です。
魚の活性や潮の速さの変化に合わせて、釣れるタナやコマセの撒き方も刻一刻と変化しました。色々と試すことが重要みたいです。
コマセの煙幕がどのように広がっているかをイメージできれば、おのずと釣果も上向く……ような気がします。
追い食いについて
良く言われる「追い食い(複数の魚を一気に釣るのを狙う)」についてです。
追い食いは、魚のアタリがあったときにそのまま待つか、ほんの少しだけ竿を持ち上げる(または下げる)ようにして待ちます。
個人的には、コマセが効いているときに仕掛けを動かすとかえって追い食いしにくくなるような気がするので、そのまま待つのが良いように感じています。
食いの渋い時は、アジが餌を咥えているだけのことが多く、軽くアワセを入れてやらないと針が上あごにかからないことも多いです。
このようなときに追い食いを待つと、既に針に掛かっている魚が餌を吐き出したり、針穴が広がったりとかえってバラシの原因になるので、状況の見極めも大切です。
逆に食いの良い時、特に水深が深めで一回の投入に時間がかかるときには、どんどん追い食いを狙っていくべきでしょう。
追い食いさせると、魚の重さや引きで様々な方向に力が加わることで、ハリスが痛みやすくなります。
ハリスが痛んで縮れると、仕掛けに張りが無くなり食いの悪さやバラシにつながります。
このような場合は、使用するハリスを比較的痛みにくい太めの2号以上とし、仕掛けが痛んだらすぐ交換する決断も必要です。
今回は、コマセを撒いてから魚が寄るまでに時間がかかるのに、食いもイマイチという状況で迷いましたが、一回一回取り込むよりはペースが良いと判断して積極的に追い食いさせた結果、良い結果につながりました。
共通して言えること
ライトタックルアジ釣りでとにかく大切だと感じているのは、濃い新鮮なコマセを撒くことです。
ビシにイワシミンチの大きな塊が詰まっていないかチェックし、ビシにコマセが残っていても新しく汁っけのあるコマセを少し足すと、魚の寄りが良く食い渋りにも効果的です。
(「魚の活性が最高で入れ食いのとき」「サバが寄っているとき」などはコマセの量を減らしたり、ビシを詰まり気味のままにしておくのも手です)
また、当たり前ですが、釣れている時間に丁寧かつ素早く数を稼ぐこともポイントです。
釣れない時間に丁寧に10匹を釣るより、釣れる時間に多少バラシながらでも一気に10匹稼ぐ方が、はるかに簡単です。
釣れない時間はいくらでも工夫する余裕がありますので、まずは釣れている時間に集中すると良いと思います。
今回の釣果
今回の釣果は、アジ65匹(16~22cm)・イシモチ8匹(20~30cm)・カサゴ1匹(約20cm)でした。
友人Kはアジ40匹ほど、サバ1匹、R君はアジ20匹ほどでした。
食べてみると、やはり小柴沖のアジ。小ぶりですが味が濃く、適度に脂ものっていて非常に美味しかったです。
刺身やタタキ、塩焼き、アジフライと何でも美味しいですが、特に美味しいと感じたのは唐揚げです。
骨ごとパリッと食べると旨みがジュワッと噴き出し、たまらない味でした。
今日のポイント
仕掛け |
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エサ |
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釣り方 |
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