つれづれダイアリー「サムネイル」

書籍情報

つれづれダイアリー 1巻「表紙」
1巻 表紙 (Amazon
タイトルつれづれダイアリー
作者草野ほうき先生(Twitter
掲載誌月刊コミックアライブ(KADOKAWA)
発売日2016年11月21日~2018年3月23日
単行本1~3巻(完結済み)
魚種コウナゴ・スズキ・マダコ・テナガエビ・ウナギ・サバ・アジ・ヒラメ・マゴチ・カワハギ・ニジマス・カレイ、など

つれづれダイアリーとは

つれづれダイアリーは、静岡県の西部「浜松市(はままつし→地図)」をモデルにした釣り漫画。魚種の豊富な浜名湖周辺を舞台に、釣り上級者と初心者の女子高生2人組がまったりと釣りを楽しむコメディ作品です。今回は、つれづれダイアリーの「あらすじ」「登場人物」「3つの魅力」をご紹介させていただきます。

つれづれダイアリーのあらすじ

気になる同級生を追って釣りの世界へ迷い込む

つれづれダイアリー 1巻 9ページ「釣りに興味があると聞いて嬉しそうな音々子」
釣りと聞いて嬉しそうな橘さん(出典:つれづれダイアリー 1巻 9ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

森野アリス(もりの ありす)は、おしゃれが好きな今どきの女子高生。明るく親しみやすい性格で、クラスや近所での評判は上々。高校入学後、親友もでき何不自由ない生活を送っていたが、クラスの誰ともつるもうとしない橘音々子 (たちばな ねねこ)のことが少し気になっていた。

ある日、音々子が急ぎ足でどこかへ向かうのを不思議に思い、後をつけることにしたアリス。その道中、音々子が釣り場に向かっていることが分かり、話題を合わせるために「釣りに興味がある」と話してしまう。普段は人を寄せ付けない音々子だが、「釣りに興味がある」と聞いて少し嬉しそうな顔をし、釣り場へと案内する。

当初は話をするだけで帰ろうと思っていたアリスだったが、音々子に勧められるがままに釣りを体験したところ、エサのいらない手軽なサビキ釣りでコウナゴが入れ食いになる。これをきっかけに、釣りの魅力に引き込まれていくアリス。そして、まだまだ秘密の多そうな音々子のことがさらに気になり始めたのだった。

登場人物

森野 アリス(もりの ありす)

つれづれダイアリー 1巻 26ページ「コウナゴを釣りあげるアリス」
コウナゴを釣りあげるアリス(出典:つれづれダイアリー 1巻 26ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

高校1年生。明るく元気な女の子。橘音々子(たちばな ねねこ)のことを「橘さん」と呼んで慕う。 釣りは全くの初心者だが、アドバイスを素直に聞き入れ、自分なりに試行錯誤する行動力も持っているので上達が早い。

橘 音々子(たちばな ねねこ)

つれづれダイアリー 1巻 91ページ「スズキを掛ける音々子」
スズキを掛ける音々子(出典:つれづれダイアリー 1巻 91ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

高校1年生。無口でクールな女の子。厚かましいアリスに対しては面倒くさそうにしているが、基本的には礼儀正しい。放課後と休日はいつも釣りをしており、私生活には謎が多い。サビキ釣り・テナガエビ釣りなどの小物釣りから、スズキ・マゴチ狙いのルアー釣りまで幅広くこなす。背が小さく華奢な体格だが、砂浜を長距離走れるほどの持久力と巨魚をいなす筋力を併せ持つ。釣りや料理の実力は高く、釣具店や料理屋の店員からも一目置かれるほど。

森野 白雪(もりの しらゆき)

つれづれダイアリー 1巻 116ページ「姉と違い冷静な白雪」
姉と違い冷静な白雪(出典:つれづれダイアリー 1巻 91ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

アリスの妹。気楽でおっちょこちょいな姉と違い、いつも冷静なしっかり者。姉が友人に迷惑をかけていないか心配している。釣りの経験はないが、姉の付き添いで一緒に行くようになる。

紗枝(さえ)

つれづれダイアリー 3巻 7ページ「釣竿を持参する紗枝」
釣竿を持参する紗枝(出典:つれづれダイアリー 3巻 7ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

高校1年生。アリスとラーラの友人でクラスメイト。実家はうなぎ屋で、よく手伝いをしている。釣りは初心者だが、お店の常連さんにもらった釣り竿(長い磯竿)で小サバをどんどん釣り上げアリスを驚嘆させる。

ラーラ(らーら)

つれづれダイアリー 3巻 31ページ「音々子の目撃情報を話すラーラ」
音々子の目撃情報を話すラーラ(出典:つれづれダイアリー 3巻 31ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

高校1年生。アリスと紗枝の友人でクラスメイト。ラーラという呼び名が本名なのかあだ名なのかは不明。趣味はサーフィン。今のところ釣りへの興味はない様子。

釣具屋の店員さん

つれづれダイアリー 1巻 152ページ「初心者向けセットの説明をする店員さん」
釣具の説明をする店員さん(出典:つれづれダイアリー 1巻 152ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

音々子がよく通っている釣具屋の店員さん。的確なアドバイスをしつつも質の良い(少し値段の高い)商品を買うように誘導するなど、商売が上手い。仕事が休みの日には、音々子やアリスに同行して釣りをすることもある。

つれづれダイアリーの魅力

魅力その1:透明感のある絵!

つれづれダイアリー 1巻 28ページ「コウナゴの群れ」
コウナゴの群れ(出典:つれづれダイアリー 1巻 28ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

つれづれダイアリーの魅力の一つが「透明感のある絵」です。キャラクターの表情、魚群の動き、さざ波の立つ水面など、繊細な線で描かれた絵には透明感があり綺麗です。丁寧に描かれたキャラクターの表情や動きには「アタリが出てから釣り上げるまでの静かな興奮」が表れており、釣りをしたことのある方なら「コレよコレ!」と共感できるものになっていると思います。

魅力その2:実践的な釣りのテクニックが満載!

つれづれダイアリー 1巻 61ページ「投げ釣りのポイント」
投げ釣りのポイント(出典:つれづれダイアリー 1巻 61ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

つれづれダイアリーには「狙って魚を釣る」ためのテクニックが満載。「糸の結び方」「エサの付け方」「仕掛け・ルアーの投入方法」「安全対策」といった基礎知識から 「魚が釣れやすい場所・天候・時間帯の選び方」といった実践的なテクニックまで学べます。釣り漫画にありがちな「よく分からないけどまぐれで釣れた」というのを極力排し、「どうして釣れたのか」を突き詰めているので実用的です(まぐれで大物が釣れるのも釣りの醍醐味ではありますが)。

また、釣りのシーンでの解説は読むのが面倒にならないよう必要最低限にしており、話の後のおまけページで詳細な解説がなされています。

つれづれダイアリー 3巻 76ページ「おまけページのアジング解説」
おまけページのアジング解説(出典:つれづれダイアリー 3巻 76ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

そのため、ストーリーを楽しんだ後に読者がその釣りに興味が持てば、さらに詳しく学ぶことができる方式になっています。釣具を安く買う方法や、釣り糸の再利用方法など、初心者がコストを抑えて釣りを楽しむ方法まで書かれており、入門書としてもピッタリだと思います。

魅力その3:充実の料理コーナー!

つれづれダイアリー 3巻 51ページ「つれづれレシピ マゴチのちり鍋」
つれづれレシピ マゴチのちり鍋(出典:つれづれダイアリー 3巻 51ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

つれづれダイアリーでは、釣りの大きな楽しみの一つである「釣魚料理」までしっかり網羅。当然本編にも釣った魚を料理するシーンがあるのですが、特に素晴らしいのがおまけページの「つれづれレシピ」という料理コーナー。魚の下処理の方法から、具体的な味付けまで細かく解説されています。料理の内容は、調理の手間と美味しさのバランスがよく考えられた釣り人目線のものになっており、実用性は抜群。魚種に合わせてシンプルな定番料理(刺身・唐揚げ)から工夫を凝らした料理(丼もの・バターライス・干物など)まで紹介され、釣れた獲物を余すことなく味わえるようになっています。

まとめ

本気の釣りを描いたボリューム満点の作品

つれづれダイアリー 1巻 86ページ「ルアーでスズキを釣りあげる喜び」
ルアーで食わせた喜び(出典:つれづれダイアリー 1巻 86ページ ©草野ほうき/KADOKAWA)

つれづれダイアリーは、一話ごとに起承転結があり、話と話の間には釣りの解説・料理のおまけコーナーがあり、巻末には4コマ漫画もあり、とボリューム満点。とにかくページいっぱいまで釣りの魅力を語りつくした作品です。

橘さんの「普段は無口でも釣りの話だと饒舌になる」「初心者に負けると表には出さないが内心とても悔しい」という「釣り人あるある」も、読者をクスっと笑わせてくれます。

釣り人としてはとても面白い「つれづれダイアリー」だったのですが、連載誌が一般の漫画雑誌だったため人気を得続けるのは難しかったようで、単行本3巻分で連載終了となってしまいました。橘さんの家庭環境など、まだ多くの謎が残ったままなので、ぜひまたどこかの媒体で続きが読めることを期待しております。

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