釣り漫画紹介「放課後ていぼう日誌」【田舎で女子高生が釣る・食べる!】

書籍情報

放課後ていぼう日誌 1巻「表紙」
1巻 表紙 (Amazon
タイトル放課後ていぼう日誌
作者小坂泰之先生(Twitter
掲載誌ヤングチャンピオン烈(秋田書店)
発売日2017年10月20日~2020年12月18日
単行本1~7巻(連載中)
魚種マダコ・アジ・マゴチ・カサゴ・アイゴ・シロギス・テナガエビ、など

放課後ていぼう日誌とは

放課後ていぼう日誌は、熊本県の南西部「芦北町(あしきたまち→地図)」をモデルにした釣り漫画。のどかで美しい田舎町を舞台に、女子高生たちが「釣り」をテーマにゆるく楽しい青春のひと時を過ごします。今回は、放課後ていぼう日誌の「あらすじ」「登場人物」「3つの魅力」をご紹介させていただきます。

放課後ていぼう日誌のあらすじ

手芸好きのインドア派少女が脅迫されて釣り部に入部!?

放課後ていぼう日誌 1巻 24ページ「黒岩部長に入部を迫られる陽渚」
陽渚に入部を促す黒岩部長(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 24ページ ©小坂泰之/秋田書店)

鶴木陽渚(つるぎ ひな)は、生き物が苦手で、手芸を愛するインドア派の女の子。今年は父親の実家がある田舎に引っ越し、地元の「海野(うみの)高校」に入学することになった。

高校では手芸部に入ろうと考えていた陽渚。しかし、 散歩中に堤防で出会った海野高校3年生の黒岩悠希(くろいわ ゆうき) に促されるがままに釣りを体験してしまったことがきっかけで、廃部寸前の釣りの部活「ていぼう部」に無理やり入部させられてしまう。

初めのうちは慣れないアウトドア活動に困惑する陽渚だったが、「ていぼう部」の 個性的なメンバーや豊かな自然とふれあっているうちに、次第に釣りの面白さ・奥深さに魅了されていく。

登場人物

鶴木 陽渚(つるぎ ひな)

放課後ていぼう日誌 1巻 68ページ「アジゴ(小アジ)を釣る陽渚」
アジゴ(小アジ)を釣る陽渚(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 68ページ ©小坂泰之/秋田書店)

高校1年生。優しい性格が災いし、黒岩部長に「ていぼう部」へと引きずり込まれた。運動は苦手だが、趣味の手芸のおかげで手先は器用。釣りは全くの初心者だが、意外と負けず嫌いで研究熱心。生き物が苦手だが、釣りや魚料理のために、少しずつ克服しようと努力している。

帆高 夏海(ほだか なつみ)

放課後ていぼう日誌 2巻 35ページ「平気で干潟の泥を触る夏海」
干潟の泥を触る夏海(出典:放課後ていぼう日誌 2巻 35ページ ©小坂泰之/秋田書店)

高校1年生。陽渚の幼なじみ。自然への適応力が高く、陽渚は夏海のことを「野生児」と評価している。好きな釣りはルアー釣り。じっとしているのが苦手なタイプで、ラン&ガン(移動と投入を繰り返す)が基本スタイル。シーバスなどの大物狙いが多く、ボウズのこともしばしば。

大野 真(おおの まこと)

放課後ていぼう日誌 1巻 96ページ「キャストの手本を見せる大野先輩」
キャストの手本を見せる大野先輩(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 86ページ ©小坂泰之/秋田書店)

高校2年生。背が高くて威圧感があるが、真面目で穏やかな性格。実家は魚屋で、釣りや料理が得意。また、生徒会に所属しており運動神経は抜群と完璧に見えるが、あるものが非常に苦手。普段は物静かだが、釣りに関して話し出すと止まらなくなるオタク気質な一面もある。

黒岩 悠希(くろいわ ゆうき)

放課後ていぼう日誌 1巻 86ページ「だらしない黒岩部長」
だらしない黒岩部長(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 86ページ ©小坂泰之/秋田書店)

高校3年生。ていぼう部の部長。 陽渚をていぼう部に引き込んだ張本人。腹黒く、「女狐(めぎつね)」と呼ばれている。 のんびりとした性格で一見だらしなく見えるが、後輩への面倒見はそこそこ良い。 好きな釣りはのべ竿を使ったウキ釣りなどのまったりした釣り。

小谷 さやか(こたに さやか)

放課後ていぼう日誌 2巻 71ページ「釣魚をあてにする小谷先生」
釣魚をあてにする小谷先生(出典:放課後ていぼう日誌 2巻 71ページ ©小坂泰之/秋田書店)

生徒に人気の養護教諭(保健の先生)で、ていぼう部の顧問。釣りはしないが、給料日前の金欠時に釣魚料理を分けてもらうためにていぼう部の顧問をしている。面倒見が良く、一見良い先生に見えるが……。年齢は不明だが、本人曰く「まだぎりぎり20代」とのこと。

放課後ていぼう日誌の魅力

魅力その1:景色がキレイ!

放課後ていぼう日誌 1巻 124~125ページ「マゴチ狙いで訪れた砂浜」
マゴチ狙いで訪れた砂浜(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 124~125ページ ©小坂泰之/秋田書店)

放課後ていぼう日誌の大きな魅力の一つが「釣り場の景色がキレイ」であること。美しい田舎の景色は癒し効果抜群です。釣りをしているシーンでも、漁港・民家・山などの背景が丁寧に描き込んであり、本当にその場で釣りをしているかのような解放感を味わえます。

魅力その2:釣りのテクニックが凝縮!

放課後ていぼう日誌 1巻 105ページ「キャスティングのコツを教える黒岩部長」
ルアーを飛ばすコツを教える黒岩部長(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 105ページ ©小坂泰之/秋田書店)

放課後ていぼう日誌は「釣りの入門書」としても最適。釣り初心者の陽渚と一緒に、読者も釣りの基本を学べます。「糸の結び方」「エサの種類」「仕掛け・ルアーの投入方法」「魚の習性」「安全対策」といった重要な知識を、陽渚たちの会話の中で楽しく学ぶことができます。

魅力その3:料理がウマい!

放課後ていぼう日誌 1巻 155ページ「釣りたてのマゴチを味わう陽渚」
釣りたてのマゴチを味わう陽渚(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 155ページ ©小坂泰之/秋田書店)

「釣ったら食べる」がていぼう部のモットー。魚を①釣って②シメて③下ごしらえして④料理して⑤食べる」までの一部始終が見られます。魚以外にもアサリやテナガエビなどの様々なターゲットを調理し、味わいます。読者向けの料理コーナーもあり、陽渚たちが食べている料理を実際に味わうこともできます。

まとめ

釣り人にも釣り人以外にもオススメできる傑作

放課後ていぼう日誌 1巻 64ページ「初めて魚が釣れた感動」
初めて魚が釣れた感動(出典:放課後ていぼう日誌 1巻 64ページ ©小坂泰之/秋田書店)

絵・キャラクター設定・ストーリー構成ともに完成度が高く、 日常系漫画としても十分に楽しめる「放課後ていぼう日誌」。釣りをやる方にも、そうでない方にもオススメの作品です。釣りの話ばかりで退屈しないよう、「港の鳥の保護」や「陽渚の手芸」といった小話も用意されており面白いです。強いて欠点を挙げるとすれば……神奈川よりずっと魚影が濃いこと!です!!日中にアジが入れ食いなんて、羨ましくて移住したくなってしまいます……(^ω^;)

今回の記事では「放課後ていぼう日誌」のあらすじ・キャラクター・魅力を大まかに紹介させていただきましたが、スペースの都合上紹介しきれなかった魅力的なキャラクター・ストーリーが他にも沢山存在します。女子高生たちのゆる~い日常系釣り漫画「放課後ていぼう日誌」、ぜひ手にとって読んでみてください。

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