浜咲さんなら引いている「サムネイル」

書籍情報

浜咲さんなら引いている 1巻「表紙」
表紙 (Amazon
タイトル浜咲さんなら引いている
作者原作:瀬戸内ワタリ先生(Twitter)/作画:水谷ふみ先生(Twitter
掲載誌ビッグコミックスペリオール(小学館)
発売日2017年9月29日
単行本全1巻(完結済み)
魚種ウナギ・ハゼ・スズキ・クロダイ・マダコ・テナガエビ・シロギス、など

浜咲さんなら引いているとは

浜咲さんなら引いているは、東京都の河口部「中央区(ちゅうおうく→地図)」周辺をモデルにした釣り漫画。謎多き和風美人の女子高生「浜咲さん」が、神田川・隅田川・晴海ふ頭・豊洲・お台場といった、都会のど真ん中で江戸前の魚を釣り上げ食します。今回は、浜咲さんなら引いているの「あらすじ」「登場人物」「3つの魅力」をご紹介させていただきます。

浜咲さんなら引いているのあらすじ

謎の和風美少女が取り出したのは竹刀ではなく釣り竿!?

浜咲さんなら引いている 1巻 13ページ「竹刀袋から釣り竿を取り出す浜咲さん」
竹刀袋から釣り竿を取り出す浜咲さん(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 13ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

富岡有希(とみおか ゆき)は、東京都内の小日向女子学院に通う高校1年生。帰り道に同じクラスの謎多き優等生・浜咲(はまさき)さんを見かけ、彼女が釣りにはげむ姿を目撃する。尾行を繰り返すうちに浜咲さんに気付かれ、最初は怪しまれつつも、次第に仲良くなっていく有希。ただ、浜咲さんは釣りをしていることをクラスのみんなには知られたくないようで……?

登場人物

浜咲さん(はまさきさん)

浜咲さんなら引いている 1巻 15ページ「こっそり釣りに来る浜咲さん」
こっそり釣りに来る浜咲さん(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 15ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

高校1年生。物腰の柔らかな和風美人。小柄だが運動神経は抜群で、成績は常にトップを維持している。いつも竹刀袋を持ち歩いているため周囲からは剣道の稽古に励んでいると思われているが、実際は竹刀袋の中に釣り竿を入れて毎日釣りをしている。基本的には優しく礼儀正しい人物だが、釣りに関しては負けず嫌いな一面も。ウナギのぶっこみ釣りのような待ちの釣りから、スズキのルアー釣りのようなアクティブな釣りまで幅広くこなす。

富岡 有希(とみおか ゆき)

浜咲さんなら引いている 1巻 124ページ「テナガエビを食べた有希」
テナガエビを食べた有希(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 124ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

高校1年生。明るく元気な性格。当初は浜咲さんの釣りをする姿を見ているだけだったが、親友の夏美(なつみ)の弟のためにザリガニを釣ったことをきっかけに、浜咲さんと一緒に釣りをするようになる。恥ずかしがり屋で悩みを抱えやすい浜咲さんを、持ち前の行動力でサポートする。

夏美(なつみ)

浜咲さんなら引いている 1巻 60ページ「浜咲さんを剣道女子だと勘違いしている夏美」
浜咲さんを剣道女子だと勘違いしている夏美(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 60ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

高校1年生。有希とは中学の頃から一緒に登下校している親友。ヒロシという弟がいる。浜咲さんが毎日親から剣道の猛練習をさせられていると勘違いしており、(早朝の釣りで)眠そうな浜咲さんのことを心配している。

浜咲さんなら引いているの魅力

魅力その1:釣り場は身近な大都会!

浜咲さんなら引いている 1巻 61ページ「豊洲でスズキを狙う浜咲さん」
豊洲でスズキを狙う浜咲さん(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 61ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

漫画「浜咲さんなら引いている」の舞台は、東京都中央区周辺の大都会。豊洲や八丁堀など、実在する地名や駅名が登場し、「えっ、こんなところで釣れるの!?」という驚きを与えてくれます。通勤通学で通るような近くの川や海で、ハゼ・テナガエビといった小物狙いから、スズキ・クロダイといった大物狙いまで楽しめるのは大きな魅力です。

魅力その2:江戸前食材を釣って食べる!

浜咲さんなら引いている 1巻 31ページ「江戸前の食材・ハゼ」
江戸前の食材・ハゼ(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 31ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

浜咲さんたちは、昔から東京周辺で親しまれてきた「江戸前の食材」を釣って食べて楽しみます。東京湾は流れ込む河川の数が多く、川から運ばれてきた豊富な栄養で育った魚介類は肥えた個体が多くとても美味しいです。特に「ハゼ」は手軽に釣れて美味しい魚なので定番ですね。

ただ、実際に東京湾奥の魚が必ず美味いかと言えば……。東京~横浜の河口部の魚の一部はドブ臭かったり、工業地帯の魚の一部は石油臭かったりします。また、2011年の原発事故の影響で、河口部には放射性物質が堆積しているとの情報もあります。そういった危険な物質や匂いをため込みやすいのは居つきの魚、特に成長の遅い根魚(メバル・カサゴなど)や、底に住み海底のエサを漁る魚(アナゴ・ウナギなど)、食物連鎖の上のほうにいる魚食性の魚(大型のスズキなど)なので、食べる際には一応注意が必要だと思います。

魅力その3:浜咲さんが可愛い!

浜咲さんなら引いている 1巻 34ページ「針に糸を結ぶ浜咲さん」
針に糸を結ぶ浜咲さん(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 34ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

漫画「浜咲さんなら引いている」の一番の魅力は、なんと言っても「浜咲さんの可愛さ」です。作画担当の水谷ふみ先生によって、少女漫画のようなタッチで描かれる浜咲さんは、釣り漫画全ての中でもトップクラスの可愛さだと思います。糸を結んでいるだけでも可愛い。魚を釣って喜ぶ姿が可愛い。魚をバラして拗ねている顔もまた可愛い。

そんな浜咲さんがときめくのは、少女漫画のようなイケメン男性ではなく、なんと「魚の引き」。いろいろな魚が竿を引っ張る感覚に「ぎゅんっ!!」と、ときめきます。

浜咲さんなら引いている 1巻 36ページ「魚の引きにときめく」
魚の引きにときめく(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 36ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

まとめ

魚と浜咲さんに癒されるための漫画

浜咲さんなら引いている 1巻 20ページ「東京で釣れたウナギ」
東京で釣れたウナギ(出典:浜咲さんなら引いている 1巻 20ページ ©瀬戸内ワタリ・水谷ふみ/小学館)

「浜咲さんなら引いている」は、釣りや料理について詳しく解説する作品というより、釣りを楽しむ浜咲さんを見て癒されたり、釣りって楽しそうと感じさせることに重きを置いた作品です。この点については賛否両論がありそうですが、個人的には「釣りのドキドキ」が伝わるとても良い作品だと思いました。特に、画力の高さだけでも一見の価値があると思います。

しかし、ビッグコミックスペリオールという20代向けの一般雑誌で人気を得続けるのは難しかったようで、単行本1巻分で連載終了となってしまいました。単行本が出てから作品の存在を知る方も多いので、せめて2巻分ぐらいは様子を見ていただきたかったのですが、残念です。

日常系コメディ漫画としても十分に面白く、釣りの専門誌以外でも連載可能な作品だと思いますので、またどこかの媒体で続きが読めることを期待しております。

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